私は、書かれているものに強く共感してしまうと、どうしてもその人をそのまま信頼してしまうところがある。だが、その今まで好きだなあと思っていて読んでいたテキストが、ある人の否定で何もかも信じられなくなり、さっきまでステキだと思っていたテキストを書いている人にまで懐疑的な目を向けるようになってくることもあるのだ。
否定した人もまたステキな人…
ある人の日記をずっと見続けてきた。書かれている内容はご自分の病気について書かれていることが多く、だが、前向きな考えや何もかもを受け入れる姿勢が好ましく、見守っていたいと思わせる人だった。それは今でも変わらない。だが、私は私として彼女の書かれたものに言及することは危険だと思っていた。私は真性の病気ではないが、一時危うい所までいったことがあ…
「王様の耳はロバの耳」という言葉がある。
私にもあるよ。そういう穴が。しかも自分で作ったわけではなく、私の友人がわざわざ私のために作ってくれた。その人とは考え方も違うし、私はその人の書いたもので傷ついたということはないが、恐らく、その人は私が今までに書いてきたもので傷ついたこともあっただろう。傷ついたというか、「それはちょっとない…
「自分の言葉で語るべき」というフレーズをよく聞く。その度に私は「自分の言葉」の捉え方は、人それぞれなのだなと思ったものだ。
私なども自分の等身大な言葉で語っていないときもあるので、矢張り「自分の言葉」で語っていないとも言われるだろう。それは、人の体験したことを自分なりに脚色して書くことも私はあるからだ。それから、少々違う意味合いかもし…
ある記事のコメント欄に大量のコメントが寄せられているのを見たことがある。そこに書き込まれた名前を見れば「名無し」とか「通りすがり」とか、誰が書いたのかわからないような書き込みばかりだったのだが、その中でも一人、固定のハンドルネームで書き込みしている人がいた。書き込みの内容は、ブログ主に肯定というよりどちらかというと不快感を表明したもので…
私は価値のある情報を提供するために何かを書いているわけではない。勝手に書かせて欲しいと思っている。
確かに情報源は本当に必要だと私も思う。「ウェブ論とかはもうお腹いっぱい」とか、「同じようなことを語り過ぎだ」とか言う人もいるが、私としては、別に何度語られてもいいと思っている。そういったウェブ論なども、恐らく読んでいない人もたくさん…
リンクとはTOPページにするものだと書いている人がいた。それは、TOP以外からの訪問は裏口から合い鍵を使って入るようなものだからというのがその人の考えらしいのだが、確かにそういう考えが出てしまっても仕方ないだろうとも思う。
私もネットを始めた初期の頃は、その様な考え方も持っていたからだ。
だが、その考えでいけば、鍵をかけて入…
私も生きている
その意味をいつも考えていた
だが、かつて友が言っていたこと
「生きることに意味などない」と
その考え方は私の考え方ではない
恐らく、意味など考えるから私は常に苦しい想いをするのかもしれないと
何だかそんなふうにも思えてきたよ
私のやっていることに意味はあるのだろうか
そうは言っても
私のやってい…
私を選んでくれてありがとう。
厳選するという君に選ばれたと私は信じているが、これもただの勘違いだったとしたら・・・いやよそう。声を掛け合わなくとも、魂が繋がっていなくとも、恐らく寄り添っていると信じたい。
触れ合わなくてもぎりぎりのところで寄り添う、そんな関係があってもいいかもしれないと、そんなふうに思ったよ。昔は私も輪を作るの…
友が言っていた。
優しい一言の
その声の前では
1000の文字だって
敵わない
と分ってはいても
わたしは文字を紡ぎたい人なんだ
それに対してこんなことを言っていた人もいる。
千の文字より
一行メール・・・
昔、千の言葉をくれると言っていた人がいた。
私がほしかったのはそんなものじゃな…
次の言葉は拾ってきた言葉だ。
『ああ僕は空想の王であり幻の奴隷である』
by 横溝正史氏の言葉
ああ私は空想の申し子であり幻の支配者である。
そう思うことは不遜な事であるとしても、そう思わずにはいられない。私は物語る人になりたいから。
人の見る現実は幻───人の見る幻こ…
芥川賞作家である中上健次という作家は、私も名前こそは聞いたことがあったが、作品は読んだこともないし、彼がどういう人物であったかも知らない。
その中上が四十六歳という若さで亡くなってから、十三回忌に合わせて生地和歌山でシンポジウムが開かれた。そして、その模様が新聞に掲載されていた。
その中で、何人かの方々が言われていた言葉に物思うこと…
君が呟いていた。
"人のせいにできたらどんなに楽だろう"
君はそれができない人なんだね。
私はそれをし続けてきた人間。
人は私のことをどう見ていたのだろう。
やはり、好きだと言いつつもそれは本当のことではなく、実は嫌っていたのかなと。
そんなふうに思ってしまう。
苦しいことをことさらに提示し続けてきた私。
苦…
ソーシャルネットワークサービスというそうだ。
新聞の記事に「出会い系より知り合い系」という見出しがあり、『日本は「内輪」の傾向』と書かれてあった。
何でもSNSとは、昨年あたりから米国で流行し始めた会員制のコミュニティーサービスで、会員相互の人間関係が一覧できるらしい。
日記サイトのコミュニティとどこが違うのだろうかと思ったら…
私ほど欲深き女はいない。
無償の愛を信じていても、欲は深いよ。
いいや違う。
無償の愛など信じていない。
信じていないからこそ、無償の愛を求めてしまうものだと、私はそう思っている。
だが、愛されたいという気持ちは、本当に自分がそう思っているのか、それだけは違うような気がする。
愛されたいと私はいつも声高に叫んでいるが、本…
とある人の日記が何故か好きだ。行間もなくだらだらと文章を書き綴り、無秩序でくだらないことを書いているかと思えば妙に博学なことが突然飛び出したり、時にはエロチックな話も痛いことも辛いことも楽しいことも何もかも包み隠さず書いている日記。
最初は彼から声をかけてくれた。その時の私は私に興味を持ってくれた人だけしか目に入ってなかった。だか…
この話題は、何度か私も書いてきたわけなのであるが、ある方の書かれていた日記を読み、再び書いてみようと思った。
レイプについて。
『男は生まれながらにしてレイプ魔であり、日常ではその悪魔が水面下に沈んで顔を出していないだけ』
『男性の多くはレイプに惹かれるのである』
その方はそう書かれていたが、もちろん、全ての男が…
その人が歌い、そしてそれに呼応する者がいる。
それを知ったとき、ああ、やはり永遠に続くものなどないのだと、そう気付いた。
変わらぬ想いなど何処にもない。
だからこそ、その人の心が何時しか離れてしまおうとも、淋しく笑うだけで。
「何でもないことさ」
「何時ものことだ」
「私だけは変わらぬ」
「此処に漂っているだけ…
ある方の日記を読んで思わず「ほ~」となった。その方も他の誰かの書いたもので思わずメモをしたということを書かれていたが。それには、男と女の違いがこう書かれてあったそうだ。
『男は、明確に周囲と自分の間に境界線があり、女は、空気との境目が曖昧』
そういうところから、女は存在感がソフトであるので傍にいても苦にならないということなの…
自信なんてなかったが、さらに自信を無くす。その人を見ていると。
時々その人の紡ぐ言葉を己に向けられた刃と感じたり、癒してくれてるのかと感じたり。
ただの思い込み。
ただの思い過ごし。
ただの一人相撲。
そんなことはわかっているさ。
その人が苦しみ抜いて死に臨んだときに、我慢できずに声をかけたこともある。
だ…